記念すべき紹介タイトルは……アタック・オブ・ザ・キラートマトだ!
アタック・オブ・ザ・キラートマト 1978
Four Square Productions制作/ジョン・デ・ベロ監督
B級映画好きには有名なタイトルで、ニコ生でも時折放送されているので知名度はある方だろうか。
動き回るトマトが人間に襲いかかり、人々が次々と死んでいくという世にも恐ろしい映画である――なにがなんやら? という感じではあるが、実際にトマトが転がって、人が死んでいくというシュールな絵が延々と1時間半繰り広げられるのである。
なぜ、この映画を第一回で取り上げたかといえば、最近、この映画のOP曲が頭の中でリピート再生され続けているからだ。
冒頭、ヒッチコックの『鳥』の解説から始まり、大仰な雰囲気で本作は開始する。そして、現代に場面は移行し映しだされる一人の女性。その女性に襲いかかるトマト! そのまま、イントロが始まり「アタァ〜ック・オブ・ザ・キラ〜トメィトゥ〜」とOP曲が流れ始めるのである。地味に良い声で歌うので、なんだか耳に残ってしょうがない。途中、宣伝字幕などもはいり、期待感を盛り上げてくれる事、請け合いだ(B級映画的に)。
そんな小粋なオープニングから始まった『アタック・オブ・ザ・キラートマト』。内容は基本的に、すっかすかだ。トマトの猛威が振るわれるが、途中、トマトが歌(「思春期の恋」という音痴なやつ)に弱いということが判明し、人類の一大攻勢が始める……と、どこかで聞いたことのあるストーリー。そう、ティム・バートン監督の『マーズ・アタック!』はこの『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を元ネタにしていたのだ!
基本的に何も考えずに視聴できる映画なので、興味がわいたのならば、是非。
続編も劇場版3作、アニメ1作、ゲーム2本とかなり充実しているぞ!